2008年03月05日

なぜスポーツブックは競馬よりおいしいか

「なぜスポーツブックは競馬よりおいしいか」を大きく3つに分けて簡単に書きます。

プロ野球やJリーグに賭ける方が、競馬や競輪に賭けるよりよほど期待値が高いことをなるべく簡潔に書いてみます。

以下の4つに分けて一気に書いてみます。

1.高い還元率
2.固定オッズ
3.ブックメーカーの競争
4.数学的テクニック

競馬や競輪などの日本の公営ギャンブルの還元率は75%です。胴元が25%とります。

スポーツブックは違います。賭けの種類を間違えなければ、誰でも平均で95%以上が可能です。

また、オッズの決め方が日本の公営ギャンブルとは考え方が違うため、実際には100%を超えることが数学的にも可能なのです。

日本の公営ギャンブルはパリ・ミチュエル方式です。

売上から必ず利益を25%程度ひき、客の還元率は75%になります(一部異なる)。

つまり、どんなレースであろうと胴元が負けることはない仕組み、それがパリ・ミチュエル方式であり、日本の公営ギャンブルの方式なのです。

スポーツブックを行うブックメーカーの経営はそうではありません。

スポーツブックでは、予定される還元率も95%と高いだけでなく、必ず売上の数パーセントを胴元がかすめとるような行為はなされないのです。

なので、ゲームによっては、もしくは数ゲームに渡って、時には1シーズンに渡って客側が大きく勝ちこすこともあるのです。大きく客に負け越して倒産した中小ブックメーカーもたくさんあります。

ではブックメーカーは何をしているのでしょうか。

例えばあなたが友達に巨人広島戦の賭けをしようと提案します。巨人が強いと思っているのが普通なのでちょっと金額を調整して、

「広島が買ったら12,000円払うよ。巨人が買ったら10,000円払ってくれ」と言ったとします。

これがブックメーカーのやっていることなのです。利益から手数料をかすめとることを最初決めているのではなく、だいたい試合の勝敗の可能性、チームの戦力や相手(客)の意向を考えながら、「こんなもんでどうだい」と提案してくるのです。

例えば上の同じ提案「広島...」をブックメーカーが実際にしたとして、多くの客が一気に広島側に流れ、本当に広島が勝ったらどうなるでしょう。客がX人いたとしたら、X*12,000をブックメーカーはらわなくてはならないのです。儲けは0です。これが何試合も続くこともあるのです。

実際にはもちろん、ブックメーカーはハンデ戦など様々な賭け方や、ラインといわれる、数字の設定を駆使して、リスクを減らそうとします。一方に偏らないように、賭けの人気を平均化しようと努力しますのでこうは簡単には惨敗しません。

でも要するにそういうことなのです。

試合への読みを踏まえて、胴元と客がお互いに勝負するのです。でいくつかの試合やポイントにおいて客が胴元を上回ることがあるのです。

アメリカやイギリスでは、多くのプロベッターが実際に賭け目と額を試合前に公表し、数十年に渡ってプラスを出しています。

スポーツブックで大富豪になった人々を描いた本がベストセラーになったこともあります。

無論、ブックメーカーは経営を続けなくてはなりません、薄利多売で数十万、数百万の人からベットを受け付けて、利益を出しつづけなくてはなりません。

だから勝つベッターより負けるベッターが少ないということは普通ありません。しかし勝つベッターであり続けることがどのギャンブルよりも可能性が高く、また数学的に可能なのがスポーツブックなのです。

勝ち負けに投資するギャンブルの中で、期待値が100%を超えることが可能なものは、広く普及しているものとしてはスポーツブックだけだと思います。


2.オッズが買った時点で固定

オッズは自分の買った時点のものが最後まで有効です。自分が有利なオッズを見つけて賭けたとして、後から皆が買い始めてオッズが下がったとしてもそれはその後に買う人に影響するだけ。自分の買ったオッズは最後まで有効です。

よって自分が鋭くおいしいオッズを見つけた時には自分の期待値は最後まで維持されます。

オッズの考え方が日本の競馬とはまったく違います。自動的に25%をとったあと、それを配分するという日本の競馬のパリ・ミチュエル方式ではないのです。

単にブックメーカーがラインを設定し、乗るか反るかの勝負をお互いにするのです。で購入した時の条件が最後まで勝負の条件です。



3.ブックメーカーの競争


JRAは平気で25%をどんなレースからもかすめとりますが、ブックメーカーはそんなことは出来ません。

競馬と違い、スポーツブックでは、露骨に胴元が有利だとわかる試合には誰も乗ってこないのです。

ブックメーカーは自分たちに明らかに有利な条件を提示出来きません。

競争があるからです。いかにも客に不利な条件ではこのオンライン時代、客は皆、他と比較した上で条件の良いブックメーカーに流れてしまいます。

ブックメーカーのオッズは各社違います。

どこのブックメーカーもぎりぎりのラインで、他と差をつけたり、他に合わせたりしながら、何とか客を引きつけるために頑張っているのです。

例えば上の巨人広島の例を少し変えてみましょう。「広島が買ったら8000円払うよ。だから巨人が買ったら10,000払ってくれ」

どうでしょう?

よほど広島が強ければ乗ってくる人もいるでしょう。しかし最近の力関係を考えたら普通は期待値が低いと判断して乗ってきませんよね。誰も賭けなければブックメーカーはつぶれます。

無論他のブックメーカーはもっと良い条件を出しているはずですし、それに並ぶか超えるような提案をしなくては客が逃げてしまうのです。

この競争力が長期的にはブックメーカーと客側の相対的な力関係を均衡にするのに役立っているのです。

ようするに限りなく客と胴元の力関係が近づく仕組みが働いているのです。これがパリ・ミチュエル方式という鉄の壁を持つ日本の公営ギャンブルとの違いです。


4.さまざまなテクニック

ブックメーカーのライン設定や調整に応じて期待値を上げるヘッジなど、さまざまなテクニックが存在します。

テクニックとはいっても、勘や読みといった不明瞭なものではなく、あくまで数学的なものです。明確で客観的な正当性を持った理論に基づくテクニックです。

少し勉強にかける時間を惜しまなければ、株式や通過への投資と同じように、自分のスキルで期待値を上げ、リスクを減らしていくことてことが出来ます。

楽しみたいだけなら勉強はそれほどいりませんが、真剣に収支を長期でプラスにするつもりであれば多少の勉強をおすすめします。

それらのテクニックを十分にまとめた書籍は普通ありませんので、PBJで解説していきます。
posted by OT at 18:13 | 各種予想投稿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする