2008年10月13日

黒田博樹 超激賞 かつての日本人選手が受けた最高レベルの激賞記事

ロサンゼルタイムズのトップ記事です。

ここまで長々と一人の日本人選手が地元の記者に賞賛されたことがあるでしょうか。長い文の最初から最後まで黒田博樹の賞賛です。

そうですあの危険球です。ビクトリーノの頭部へのあの危険球。

こんな記事みたことあありません。黒田博樹が理論的にというより感情的に激賞されています。コアなドジャース番記者に。

黒田博樹が頭部近辺に投げたBean Ball、は無論故意です。試合後の黒田や他のチームメートのコメントからも確認出来ます。頭部ぎりぎりを狙ったかどうかはともかく、威圧目的だったことは確かです。

そもそも黒田博樹が突然、あんなに制球乱す確率は限りなく低く、タイミングがタイミングです。打者のほぼ全員、コアなドジャースファンの多くが報復を願っていたあのタイミング。あそこであれをやる男。

完全にマニー・ラミレス以下、打者のリスペクトを勝ち取りましたね。ドジャースの投手が誰もやらなかったことをやった。今やエースです。このポストシーズンの。

フィラデルフィア・フィリーズでラミレス中心に背中に投げられたり、挑発的で威圧的な投球をされていました。同時に試合も2連敗。いろんな意味でモメンタムがフィリーズに行っていたのです。

ドジャースの打撃陣はなぜうちのピッチャーはやり返して、打者を守るという姿勢を出さないのだとかなり露骨に殺気立ってました。第3戦の前には熱いファンや地元記者までも、ドジャースのピッチャーも気概を見せろという雰囲気。

そこで黒田博樹がやりました。あの場面であれをやるか、そして堂々とした態度。

あえて黒田博樹の行為が正しいとは言いません。批判的な人も日本にはいるでしょう。

よくあれは野球では無いという人がいます。子供への悪影響もあると。

では日本の祭りで御輿がぶつかりあったり、どつきあいが形式の一つになっている祭儀もありますが、どうですか?一切の暴力を排除しろとか、けが人が出るからその予防を最優先に祭りのルールを完全に変えますか?棄権な祭りは子供への悪影響があるからと?

スポーツだって?違います。野球はバスケットボールやアメリカンフットボールのような遊戯ではないのです。欧州におけるサッカーが、そこに摸擬的な戦争を投影し、様々な文化や歴史観を織り込んだ総合体になるのと同様、野球には現代アメリカの社会観やモラル、様々な価値観のぶつかり合いが投げ込まれる、極めて文化職の強い儀式なのです。日本の祭りが儀式のように、アメリカは多くの思想や規範を野球の中で形式化しているのです。

だからこそ、メジャーでは大きくリードされているチームに対して盗塁などをしないなど、暗黙の掟、一種の内的社会のルールが非常に珍重されるのです。

まあ、是非は置いておきましょう。

ラッセルが黒田博樹はサムライだと言ってました。あの言葉がチームメートの評価を示しています。1塁ベース付近で雰囲気が変わった時のあのラミレスの信じられないダッシュ、あれが示しています。

少なくともチームメートの意思を体を張って表現しました。

今NHKでやってますね。黒田博樹の勇姿、見逃した人は見ましょう。


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posted by OT at 19:28 | MLB メジャーリーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする