スポーツブックとは

ブックメーカーを通じて、メジャーリーグ、NBA等の試合に投資することです。極めて還元率が高いギャンブルとしても知られています。一度スポーツブックを味わえば競馬をやる気もなくなるかもしれません。基本的な還元率の違いは圧倒的です。挑戦してみてください。

ブックメーカー攻略マニュアル集

英語が苦手でも大丈夫。日本語マニュアル用意しました。ブックを楽しみましょう。
BODOG完全マニュアル 入門編
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2009年07月10日

スポーツブックでいくら稼げるのか

先日今年3人目の100万ユーロ獲得者が出た、unibetUNIBETのスロットで遊んでしまいました。自分は今はunibetUNIBETBET365などブックメーカーのカジノしかやりません。今年100万ユーロを出した機種、すべてをまんべんなくやったのですがジャックポットに至りませんでした。当たり前か。遊んでいる場合じゃないので今からMLBのレビューしてデイリーレポート 7/10出します。


ところでスポーツブックでいくら稼げるのか聞かれることがあるのですが、答えは簡単です。

スポーツブックで稼げる額は収益率とベット額しだいです。ただ、余りに大きなベットで巨大な利益を出していくとオンラインでも店頭でも受付を断られ出禁(や下手をすると業界からの追放)もありますので無制限というわけにはいきません。

例えば、投資額に対する収益率が5%を維持出来るスキルを身につけたのであれば、月の投資が100,000ドルなら約50万円弱の収入になります。10%なら同じ投資額で100万円弱です。100,000ドルということは300ドルのベットなら300回超です。

もちろん確定申告が必要で他の収入と同様税金もとられますので、総額自分の財布に入るわけではありません。

もし、投資に対して20%以上の収益率を出している人がいればそれは運です(そういう人達もいますがそれはかなりダークな人達であり、普通は無理です)。数千ピックなど長期的ににその収益率を維持出来る人はまずいないですし、もしあなたがそれを出来るなら即ミリオネアになれます。ベガスに行って数千ドル、数万ドルのピックを連発しましょう。出禁になるころには、セリーヌ・ディオンの家の隣の豪邸は無理でも、どこかのホテルでフェラーリは買えるかもしれません(その前に、非常に深刻な、取り返しのつかないトラブルに巻き込まれる可能性もありますが)。


話は戻りますが、自分が維持出来る収益率がわかれば、だいたいの額を見積もることだできます。

初心者の人は額よりも数をこなして自分の維持出来るだいたいの収益率を知るべきです。ただプラスを出すようになるには、少なくとも数ヶ月以上の経験と数百時間以上の鍛錬が必要で、気軽になれるわけではありません。それは他のお金のかかったゲーム(麻雀やパチンコ)と同じです。

それでも実感としては、スポーツブックでプラスの収益率を出せるようになることは、他の、例えばポーカーやバックギャモンなどのギャンブル(というかゲーム)のプロになるよりはよほど簡単だと思います。

それは素人の金が多いことにも関係しています。金のかかったポーカーで眼が血走っていない人は少ないが、スポーツブックは遊びとして考える素人ベッターも多いです。半年間1日10時間スポーツブックの鍛錬に集中すれば、±0ライン上のスキルに持っていける可能性は誰にでも十分あると思いますが、ポーカーを半年死ぬ気で頑張っても、オンラインの初心者テーブルならともかく、ベガスの中級者テーブルにいけばこてんぱんにやられるでしょう(頭のすごく良い人以外は)。

ベット数に関しては実はいろんな意見を持っている人がいます。非常にざっくりですが、かなりの上級者でも最低月100以上、中級者なら最低200(出きれば300以上)はないと月々の収支を安定させられないと思います。数が少ないと運の影響が大きくなり、いくら良いピックをしていても月単位ではマイナス収支をくらうことが出てくるからです。

ちなみに1回の額ですが、MLBやNBA、NFLなどのプロベッターは普通は少なくても1ピック300ドルー500ドル程度。1000ドル以上(1つのブックメーカーでとは限らないが)でも普通です。テニスは試合が多く1年中やっていることもあってか、プロでも200ユーロ程度の単位でやっている人が結構いるようですね。ただテニスのプロベッターはそこまで表に出てきてませんので詳細は十分にはわかりません。でも総投資額を上げなければ、安定した高収入を維持出来ないことは確かです。

脈絡のない書き流しになったのであまりよくわからない人もいるかもしれませんが、

最後に二つ確認します。

1.諦めよ
もし練習がてらの小額ベットを数千回も行い、それでもまったく見通しが立たなければ、つまりプラマイ0ラインさえ維持出来る見通しがたたないのであれば、才能がなかったと諦めましょう。他の道で稼ぎましょう。

2.理想のピックばかり追ってはいけない
これは大切です。スキルがあるのに総収入が伸びない人に見られる傾向です。利益率が重要と言いましたが、それだけにこだわってはいけません。収益率10%を超えているがピック数が少なく、総投資額が伸びないベッターより、収益率は7ー8%でもピック数が多く総投資額が多いベッターの方が多くの場合優秀なのです。結局は収入の総額ですから。収益率にこだわりすぎて、やや低い期待値のピックをみすみす逃すと、利益率があがることがあっても、総収入は伸びにくくなります。

以上です。

posted by OT at 17:12 | MLB メジャーリーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

デビス・カップも

テニスデイリーレポート 7/9出しました。昨日の試合の中から気になるものをしっかりレビューしてますので今日のベットに役立つと思います。

ところで、今日から男子テニスはデビスカップですね。その中の一試合が気になったのでそれも、テニスデイリーレポート 7/8に入れてあります。自分はでかく行ってます。よかったら参考にしてください。


なお、デイリーレポートの画面の検索機能が今までうまく動いていませんでしたが、デザイン変更とともにそこも修正しました。

Search欄に例えば明日の先発選手の名前やテニス選手の名前を入れて検索してもらえれば、その選手に関して最近の自分のレビューがまとめて見れますので、予想に役立てやすくなっていると思います。

daily_searchfunction.jpg
posted by OT at 14:13 | テニス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月09日

スポーツブックは本当に稼げるのか

「スポーツブックで稼げるのか」

こう聞かれると自分の答えは一つです。

「真面目にやれば稼げる」

それを示す説明と証拠(?)を載せます。


スポーツブックを投資として、仕事として、労力をかけて真面目にやれば稼げます。

もし質問が「競馬で稼げるのか」や「カジノで稼げるのか」であれば、原則として自分の答えはNOです。還元率の低さや、ベッターそれぞれにほぼ一定に課せられるマイナスの期待値を乗り越えてプラスを維持することなど出来ないと思っているからです。投資としての要素がないと思っています。


スポーツブックに関しては理論的にも経験則でも、自分は稼げることがわかっています。

理論で言えば、ブックメーカー方式とは客側の期待値が差し引きプラスとなる試合が、すべてではなくとも、頻繁に発生してしまう仕組みなのです。本来実力互角の2チームの片方が2.5倍ついてしまうのです。先日何度も取り上げたリッキー・ロメロのように、本当は良いピッチャーなのにERAと実績が不足していれば、underdog扱いになり高い期待値が見えるのです。

そんな期待値なら競馬も同じだろうと言われそうですが違います。基本的な還元率の違いと、提示オッズの算出方法の違いから、競馬などと比較にならない頻度と明確さで期待値の発生する試合が出てきてしまうのです。

個々の客の対ブックメーカーというだけでなく、客側全体に大きな期待値が発生してしまうことも多いのがスポーツブックなのです。競馬やカジノではありえないことです。

ブックメーカー(オッズメーカー)が正確に勝率を判断出来ない、もしくは正当なオッズを提示出来ないことはしばしばあり、投資チャンスが確実に頻繁に訪れてしまうのです。

言ってみれば勝手に訪れてきてしまうそのチャンス、それを逃さず投資するだけです。

自分がスポーツブックやパチンコを、カジノや競馬などより厳密な意味でのギャンブルと区別し、むしろ投資と考える理由を言い直すとこういうことです。

「個々の期待値に大きなばらつきがあり、期待値上位者は、様々な理由や環境により市場全体で期待される平均的な還元率の壁を乗り越え、やすやすとプラス領域にたどりつけるからです」


仕事ですから時間はかかります。でも真面目にやればほとんどの人は総投資額(ベット額)に対して利益率を最低でも1.5-2%程度は出していけるようになると思います(それより上になればこしたことはないが)。

次に経験からの話です。以前PBJで投稿していた予想は通算で大きなプラスを出しました。自分の稼ぎは少しここで言うのもはばかられる額になっています。捨てても良いと判断したマイナーブックメーカーで平均1000ドル近いベットを多数繰り返し、出禁にもなりました。

うれしいことに、金融市場と違いスポーツブックマーケットは不況の影響が少ないのです。

それよりも、チーム力や選手力の分析に、1日10時間もかける。こんなことをもし毎月赤字なら誰がやるでしょうか。自分の情熱は稼げるから出てきているので稼げないなら他の仕事に時間をかけます。

今、予想以上に還元率を上げられており、自分でも驚いています。各ブックメーカーに気をつかって行動しています。来年あたりはイギリスやベガスへの遠征期間も含め、投資の何割かは店頭で実行しようかとも思っています。


ただ、ここが重要なのですが、片手間で何となくやるのであれば無理です。例えば先発ピッチャーの名前で賭けていては稼げません。よほどの天才的センスがないと無理です。2ー3ヶ月(ベット数にもよるが)は勝ちつづけることは運の偏りで誰にでも起こりうるのですが、確実に生活を支えていくことは出来ません。

センス、時間がなかったと諦めましょう。他のことで真面目に稼ぎましょう。今何千ドル負けていたとしても関係ありません。負け分を取り返すのではなく、スポーツブック以外の投資対象や仕事を見つけましょう(どんな仕事も一生懸命やらなくては稼げないというのは同じだと思いますが)。


そうは言っても、多くの素人ベッターが負けてくれるから、真面目に研究して少しだけ高い期待値を維持しながら活動するプロベッターの存在が可能になるのです。前にも言いましたが、素人ベッターを食い物にせざるを得ない因果な商売なのです。


今1日平均で10時間近い時間をかけてテニスとMLBの各試合の分析を行い、次の日に備えています。

出来る限り観戦もしますが、観戦には時間の限界もあります。それでもテニス(ATPとWTA)やMLBの一日で行われたほぼすべての試合をスタッツやハイライト、選手のコメントから分析し、チームや選手の状態をつかみ、次への期待度を見積もっていきます。

先日からデイリーレポートをMLBとテニスで出しています。これは大変ですが、やってみると自分にとってメリットが大きいのです。今まで軽くメモと記憶でやっていたようなことをはっきりと書面にすることにより、より明確に選手やチームの状態を把握出来るのです。ベットしながら、これはちゃんとした期待値をとっているなと納得出来る機会も増えた気がします。

以下に過去の7/7分のテニスデイリーレポートと7/5分のMLBレポートを示します。
(最新の7/8分は既にスポーツテクニカルズに投稿してあります。)

ここで抜粋する過去のデイリーレポートは、次の2点を間接的に示していると思っています。

1.稼げるから努力出来る
2.努力なしには稼げない

証拠とまではいきませんが、この2点にそれなりの説得力を持たせるデイリーレポート、プロベッターのための世界で唯一無二のデイリーレポートだと自負しています。

読んで見てください。皆さんならこの記事を毎日書けって言われたら、いくらもらってやりますか?もし自分がスポーツブックをやっていないとして、1日3万円あげるからこんなレポートしてくれと言われたら絶対断ります。

このデイリーレポートは自分のベットに役立たないなら、とても毎日やってられるものではありません。


記事の内容で証明していく。これが自分の揺るぎなきスタイルです。


テニスデイリーレポート7/7からの抜粋
WTA女子テニス@ハンガリー

アグネス・ザバイ

地元ハンガリーのザバイが良い状態であることが確認できた。ウィンブルドンではフリプケンスの出来の良さの前に多少焦って初戦負けしたが、グラスでの調整試合などをほとんどしていなかったことも影響している。昨日は左右のストロークやネットプレーなどショットセレクションも素晴らしく、カタリン・マロシ相手にブレークを許さずに勝利。特に相手のセカンドサーブではポイントを100%とるなど、ラリーでの制圧力を見せた。体調も問題ないようなのでタイトル争いに食い込むか。期待出来る内容と言える。


マリア・コリツェワ

アナ・ラプシチェンコワにストレート勝ちしたが、ラプシチェンコワのサーブが悪すぎた。ラプシチェンコワは8のサービスゲームで11本のダブルフォルト。コリツェワ自身も1stサーブでのポイント獲得率は53%しかとれず、4本のダブルフォルトも記録。9ゲームで7回もブレークチャンスを与えるなど決して良い出来とは言えなかった。コリツェワはウィンブルドン、その前のイーストボーンでもサービスゲームに苦労し、それぞれキングとボスコボエワに完敗している。ここ1ヶ月でブレークチャンスを与える率は0.82/ameと高い。ランキングが下でも若さや勢いのある選手にならもっていかれる可能性は十分。次の相手ペトラ・マーテックはまだ若いが、予選と1回戦をすべてストレート勝ち。その1回戦ではサファロワ(ランキング48位)の相手にブレークを許さない戦いだった。マーテックは全仏でも予選を勝ち上がった上1回戦でも勝利をしている怖い相手。マーテックはサービスゲームの安定感が、目立ち予選では、カテリナ・ボンダレンコをフルセットで苦しめたジュリコワに1回のブレークも許さず完勝している。


シビル・バマー

コーチや本人いわく、一時の首の故障からは回復しフィジカルは良い状態にあるらしい。今日のザコパレハ戦では全体的にラリーをコントロールし、相手のサービスゲームでプレッシャーをかけつづけストレート勝ち。確かにウィンブルドンやその前のイーストボーンで見られたほどのサービスゲームの全体不安定さやダブルフォルトの連発はなかった。イーストボーンでは彼女の風の影響を受けやすいが足を引っ張った部分もあり、故障の回復と合わせて考えれば今回はそれなりに期待出来る大会なのかもしれない。最近は負けが多いとは言っても、オーディンやメディーナガリゲス、チンクなどそれなりに力か勢いのある選手相手の敗戦。ザコパレワ戦では、サーブ1stサーブも74%が入りダブルフォルトも1本。比較的安心して見られた試合ではあった。しかし、セカンドセットには1stサーブでもポイントをとるのに苦労するなど不安要素が垣間見える部分があった。イーストボーンでも試合ごとに内容が変わったように、連戦を通しての安定感には不安がある。好転の兆しは見えるがまだ不安もある。


アリサ・クレイバノワ

モニカ・ニクレスクに圧勝した。ただし相手は、前試合(6月のフランスのクレーコート)でも131位のバシンスキー相手に何も出来ずに終わったニクレスクでありどこまで高く評価出来るかは難しいところ。それでも1stサーブを65%と、彼女にしては高い確率で入れていた点は評価出きるし、相手のセカンドを81%でポイントにしており、最近の彼女がリターンゲームでしかけるプレッシャー度合いが示された形になっている。ウィンブルドンのクリコワ戦では勝負弱さを見せたクレイバノワだが、その試合では1stサーブが入らず、またグラスでの十分な準備が出来ていなかったことも影響していた。クリコワは予選上がりでコートへの順応が出来ており、本来適性のあるグラスでクレイバノワのミスを利用して勝利したが、本来はクレイバノワの試合だった。1回戦のように1stサーブが入るなら次の試合も優勢に進められるだろう。相手のカテリナ・ボンダレンコは、1回戦でランキング299位でダブルフォルトを6つ出してくれたジュリコワ相手にフルセットの苦戦。ウィンブルドンでも1回戦では勝ったもののセバストワ相手に11回もブレークチャンスを許す危なっかしい戦いだった。


ティメア・バシンスキー

5-7 6-4 6-0でエラーニを下したバシンスキー。ただし、6ー0のスコアが、そして第3セットのエラーニの1stサーブでのポイント獲得率36%、セカンド0%が示すように、最後はエラーニの気持ちが切れて流しただけのセット。バシンスキー自身も9本のダブルフォルトを出し、セカンドサーブでは40%しかポイントをとれず、相手に15回のブレークチャンスを許すなど、良い内容とも言えなかった。ただ負けはしたもののウィンブルドンのバルトリ戦でも前半は良い動きを見せ、ここでも予選2試合を完勝しているので状態は悪くないはず。次の相手のメイヤーは1回戦では、故障が発生した相手の不出来に助けられたが良い状態ではない。予選でもダブルフォルトが多かったバシンスキーだが、よほどその点で悪い状態にならない限り、メイヤーはエラーニに比べればはるかにやりやすい相手ではないだろうか。メイヤーは1回戦でもメンタルの不安定さを見せるなど評価出来る内容ではなかった。

WTAテニス@スウェーデン

マリア・ホセ・マルティネスサンチェス

カネピにストレート勝ち。1stサーブの確率こそ低かったものの、サービスゲームで71%のポイントをとり、1回のブレークも許さなかった。ただ今シーズン故障がちのカネピは5月以来連敗中で本調子とは到底言えない状態であったことには留意すべき。


フラビア・ペネッタ

ペネッタはスキアボーネに快勝。ラリーをコントロールして10回のブレークチャンスのうち5回をとっての勝利。ペネッタの1stサーブの確率(42%)がもう少し高ければ楽に勝っていたかもしれない試合。ただし、スキアボーネはウィンブルトン等の疲れやレットダウンもあり、モチベーションにも疑問があった。スキアボーネ自身のテニスがベストとはかけ離れておりペネッタを高く評価しすぎることは出来ない。次の相手のペスキリックは2月にペネッタに勝ったことからもわかるように危険な相手。運動能力が高く確実性もあり、不安定なプレーをすることも多くなっているペネッタがそんなに楽には勝てないかもしれない。ペネッタのこの大会に対するモチベーションには疑問もあるので大幅favoriteでエッジのあるケースではない。



MLBデイリーレポート7/5からの抜粋
ジオ・ゴンザレス制球安定

制球難が課題で結果を出せていなかったアスレチックスの先発ジオ・ゴンザレスがインディアンス戦で6回6安打2失点8三振と好投し初勝利。評価出来るのはシーズン通算でも40%程度しかストライクになっていなかった変化球(主にカーブ)でしっかりゾーンをせめられた点。例えば、5月のレイズ戦では27球投げたが半分以上ボールだったカーブだが今日は65%がストライクゾーン。左右両方に有効に使えた上(今年よく打たれている左打者相手には全投球の43%がカーブ)に、カーブは被安打も0。カーブに関しては強い当たりも無かった。ストライクゾーンのカーブでも空振りやファイルがとれたので、自信をつけたことが推測される。今日のようにようにカーブが使えるなら、彼は三振とゴロアウトを積み重ねる制圧力があるピッチャーだけに、防御率6点台という数値とはかけ離れた印象のピッチングを出来る可能性がある。昇格後、以前よりややリリースポイントが上がっているのはメカニカル修正か?


クリフ・リー 投球数増

インディアンズ先発クリフ・リーはアスレチックス戦では4四球もあり球数を増やし6回8安打3失点で降板。1stストライクは66%の確率で入れておりカウントはいつものように先行出来ることが多かったが、フィニッシュの変化球のボール率、またはストライクでもファウルになる率が高く、最後は四球になってしまった。本人のコメントでも四球以外には特に問題点はなかったとのこと。変化球に少し強い打球が多かった。特に右打者相手のチェンジアップは3本のヒット以外にも良い当たりが。pfxで見る限り彼の良い時よりは、チェンジアップに落差がなかった。それでも格別問題となるような兆候は見当たらない。


チェンバレンは別人

球のクオリティそのものが落ちてしまったピッチャー。今年ふがいない登板を続けてきたチェンバレンは今日のジェイズ戦でも3.2イニング8失点で降板。ここまで投球数が増えすぎることが課題になっていたチェンバレンだが、今日は初球を67%でストライクゾーンに入れ、カウント先行への意欲は感じられた。もともと彼は球の制御がまったく効かないというタイプでなく、ファウルで粘られながら四球を出してしまうことが多い。ストライクゾーンに投げること自体はまだ出来る。ただし今日も先行してからは変化球が大きく下にはずれたりストレートも空振りがとれない場合が多くフィニッシュが決められない(今日もストライクボールに対する空振り率は8%と低かった)。彼はフォーシームのピッチャーであり、全投球の6割以上を占めるその球が大きく球速を落としていることは致命的。ゴロアウトの急増(GB/FBは2007年 0.90 2009年 1.65)は彼がフォーシームで三振とフライアウトを重ねる2007年のようなピッチャーでなくなっていることを示している。実際にフォーシームが2007年に比べて5マイルも平均速度を落としていることにつれて、彼の変化球でキーになっていた高速スライダーも2007年から2マイル以上球速を落としている。また、スライダー、カーブとも右打者から逃げるような動きを失っている。この変化球の質の変化も、右打者に対するOPSが格段に上がっている理由の一つかもしれない(今日もスライダーを右打者に4安打されていた)。完全に打者にとってくみしやすい相手になっていることはスウィングやコンタクト率からもわかる。ボール球のスィング率は2007年の35%から、2008は26、23と落ちておりボール球でストライクやアウトがとれなくなっていることがわかる。また、ストライクゾーンの球を打者がスウィングした時のコンタクト率は2007が80%、2008が84%であったのに2009は90%にまで上がっている。ボール球でもストライクゾーンでも空振りをとるのに苦労するピッチャーになっている。チェンジアップがないためか、特に左打者にはフィニッシュを決められず、球数を増やしながらの苦しい四球も目立つ。以前とはまったく違うピッチャーとして考えた方がよい。もっとストレートを動かすか、本格的に使えるチェンジアップを覚えないと厳しいのではないか。


ブレッド・セシル ハードヒットを受ける

ジェイズ先発のブレッド・セシル、3.2イニング9安打4四球7失点で降板。1stボールでしっかりストライクがとれず(1stのストライクゾーン率は52%)苦しんだ。偶然のヒットではなく、強い当たりが多く、打者にしっかりとらえられていた。この左腕は右打者相手のシーズンOPSが1.074とかなり高いことから右打者の制圧が課題だが、今日も右打者に6安打を喰らっていた。4四球はあったものの、本来はストライクゾーンに入れること自体は出来るピッチャーなはずだが今日はストライクゾーンでも真ん中近辺の甘めが多く(3人に1人以上のバッターに3ボールになるので甘くならざるをえず)、痛打されることが多かった。彼のチェンジアップやツーシームは横方向への変化がフォーシームとあまり変わらないのでそこが右打者に対してとらえられやすくなっていることと関係しているのかもしれない。彼はボール球をチェイスさせることにそれほど長けているとは言えないピッチャーだが、今日も変化球のボール球をほとんどチェイスさせることが出来なかった。また右打者相手のストレート系(ツーシーム含む)もボール球はほとんど見逃され、逆にストライクゾーンはほとんどスウィングされており、ストレートの制圧力にも不安が残る。配球や制球もそうだが、球自体の総合的なクオリティにも疑問が残る。


ノラスコ好投

パイレーツ相手に8回3安打無失点12三振と好投したノラスコは内容も文句なし。あれだけストライクゾーンを攻め、なおかつ強い当たりが少なかったことを考えれば十分に評価出来る内容。ストレートでカウントを先行させることが出来、追いこんでからのスライダーなどもコーナーや低めに決まり効果的だった。6月から素晴らしい数字を連続して出しておりその意味でも偶然とは言えない内容。試合前まで防御率こそ5.99と高めだったが、フライボールが43%あるピッチャーにしてはBABIPが0.362と高く、ここまでの残塁率も低かったことから、運のなさが防御率を上げていた面も大きい。実際ここまでのFIPは3.65であり、今後の防御率低下を示唆する材料には事欠かなかった。彼はBB/9も低く、今日の投球の配球図を見ても、ストライクゾーンのコーナーを使うコントロールも割合にしっかりしていることがわかる。左打者にもスライダーやカーブ、チェンジアップなどの変化球をバランスよく使って狙い球を絞らせない投球が出来ている。ほぼ左打者専用のチェンジアップは84ー85マイルと比較的高速ながら、しっかりと左打者の外に逃げる動きと沈み込みを持っており、これからも十分に有効であることを期待させる。ノラスコは左右の打者を制圧出来るしっかりとした4球種を持ち、またカウントを先行出来る制球力とアグレッシブネスを備えている。防御率よりはるかに期待出来るピッチャー。「All his pitches were good. His fastball was coming out of his hand real crisp, with a little bit of movement. His offspeed stuff was good, and he kept us off-balance. 」-- Jack Willson, Pirates.


オーレンドルフの不安

パイレーツの先発オーレンドルフはマーリンズ戦で5回9安打5失点と打たれる。ストレートのキレと制球がなくカウントを先行出来ないことが彼にはよくあるが、今日もそのパターン。初球に慎重になりすぎるのかストライクが入らない(1stボールのストライク率46%)。スライダーも横への動きがなく右打者をチェイスさせたり、空振りさせたりが出来ていなかった。ストレートにも速さが足りず、チェンジアップの動きも今ひとつ。それもあって今日も左打者に弱さを見せていた。好投もするが簡単に崩れることも多く、安定感をまだ期待しにくいピッチャー。周囲も認めるようにまだ完成された投手ではなく、今後の成長こそが注目される選手。


ブロンソン・アロヨ

今日のカージナルス戦で先発したレッズのアロヨ。5回11安打8失点。単に失点が多かったというだけでなく、ストレート、変化球ともに強い当たりの打球が多く(対ストライク比で0.172、対打数で0.360)、内容に沿う結果だったと言える。カウントを先行させるためのフォーシームやツーシームがストライクゾーンにはいったのだが(ストレート系のストライクゾーン率74%)、そのまま痛打されることも多かった(今日の11安打のうち7安打はストレート)。本人は単なるスランプと否定しているが、本格的に打ちごろの投手になっていると見た方が良いのではないか。そもそもシーズンK/BBが1.33と急降下していることはそれだけで見れば危険な兆候。試合後の段階で防御率5.85だが、FIPは6を超えており、内容的にも決して評価出来ない登板が続いている。既に100イニング近くなげているが、WHIPは1.57でありナショナルリーグの先発としては何とも頼りない。シーズンを通してストレート系は高い打率(0.322)を許しており、基本的には苦しいピッチングが今後も多くなると予想される。また、本来は球種の大さとともに、比較的安定した制球力など総合的な力で乗り切ってきた投手だが、今年はBB/9が3.6近辺と彼のここ数年の値と比べるとかなり高く、またストライクゾーン率もシーズントータルで48%台と大きく落ちているので、彼にとっても納得できるピッチングが出来ているとは言い難い。彼の本来のバリューピッチであるスライダーのキレと球速が落ちていることもあって、ナショナルリーグに移ってきたころの右打者相手の制圧力(2006年の右打者相手のOPSは0.546)も失せている。レッドソックス時代も年数とともに内容を落とし、レッズに移っても1年目こそは良かったがまた着実に落ちてきていることから考えると、この球種と制球で切り抜けるタイプのアロヨは、打者の目が慣れてしまえば、メジャーで一流のパフォーマンスを期待するのはかなり厳しい投手かもしれない。変化球も切れが落ちており、今日のカージナル戦でもボール球のチェイス率は約11%と激低。さらにボール球を打者が振った時のコンタクト率や、ストライクゾーンでのコンタクト率などは昨年に比べて一段と上がっており、制圧力を期待できにくい状況(ストライクゾーンの空振り率はシーズンを通しても8%未満であり厳しい数字)。また、アロヨは1ー30球目のOPSが0.900を超えており、今日もそうだったがいきなり失点をすることも多い。彼を高オッズで狙うなら立ち上がりだけ確認したあとのライブベットがベターか?


クリス・カーペンター 文句なし

レッズ戦に先発したカージナルのクリス・カーペンター。言うことありません。変化球は今日もほとんど打たれず良いあたりもなかったです。最近は文句つけるところがほぼないです。自分は気にいっているのは彼のスライダーやチェンジアップ、カーブの縦横への動きの素晴らしさです。ストライクゾーンでもヒットされず、ボール球も実にシーズントータル37%でチェイスさせています。


スコット・オルセン 良化か

ブレーブス戦先発のナショナルズの左腕スコット・オルセンが、8.2イニング3失点とまずまずの結果は出した。ただし8安打5四球。残塁の山があり助かったが、同じような投球なら次は大量失点の可能性も十分にある。WHIPがもう少し落ちてほしいところ。ただ故障者リストから帰ってきて2戦で連続でクオリティピッチをしており、メカニカルやフィジカルで調整及び良化を見て取ることは出来るかもしれない。実際故障者リスト入り前は本人も左肩の不調や痛みを認めており、ストレートやスライダーで球速が出ていなかった。DL後は少しリリースポイントが下がっているが、フォーシームや彼の本来のバリューピッチであるスライダーの球速が上がっているのは良い兆し。体調も良いようでさらに調整が進むならそれなりのクオリティピッチを期待出来るかもしれない。また、シーズン全体ではここまでBABIPが高く残塁率は低く、少し運が無かったとは思うのでERAなど全体的な数字が今より上がってくることは十分に見込める。それでもこのオルセンは右打者に弱さがあるのでチェンジアップが一つのキーになる。2006、2008とまずまずの防御率を残した年にはいずれもチェンジアップがバリューピッチになっていた。ここまでチェンジアップのバリューがマイナスで、右打者に0.954のOPSを許しているのは、チェンジアップのタイミングのずれと沈みが足りないことと関係しているのかもしれない。右からは三振もとれないので、ワシントンの低い守備力の影響も受けることになる。右の良い打者が連っている打線相手には慎重に考えたいピッチャーであると同時に今後も登板時にはチェンジアップやツーシームなど右打者向けにキーになるピッチのクオリティを追っていきたいところ。


デレック・ロウ

ワシントン相手に先発したブレーブスのロウは、5.1イニング10安打4失点とまたよくない結果。落ちずに甘く残るツーシームなどを左打者に痛打されていた。スライダーにも球威がなく(例えば昨年9月に好投したナショナルズ戦のスライダーに比べると3マイル遅い)、三振とゴロアウト合わせて10と彼にしてはものたりない数字。外角低めを中心に制球は抑えられてあれだけとらえられてしまうのだから、各球のクオリティに疑問が出てくる。ちなみに、ここ5試合のトータルWHIPは2.38と恐ろしいほどの値。力の衰えがはっきりしてきているように見える。低めに制球を集めるスタイルは変わっていないが、彼の本来のバリューピッチであるストレート(ツーシーム含む)やスライダーの球速がかなり落ちている。ボール球のスイング率や、ストライクゾーンの空振り率も下がるなど悪い兆候がたくさん並んでいる。K/BB 1.56への急降下、GB/FB 1.88への急降下はいずれも深刻。スライダーの切れや、シンカー系のストレートが機能していないことが推測出来る(実際ツーシームなどのV movementを見ても確認出来る)。かつてのロウと思わずにおいた方がよい。また投手有利のアトランタを出るとさらに数字を落としていることにも注意をはらうべき。



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2009年07月08日

アリーゼ・コルネ

ブタペストの女子テニスの1回戦アリーゼ・コルネ対ボスコボエワ、勝手にボスコボエワがエラーで自滅してくれた感じはしましたが、相手のプレーの精度の低さをうまく利用したコルネの作戦勝ちだったと思います。ラリーをコントロールしたわけではないですが、相手のプレーに合わせたので仕方ありません。今日はよりディフェンシブな相手ですので違う展開がつくれると思います。


昨夜は女子テニスで大勝させていただきました。今日も頑張ります。

で、7/7に行われた試合、観戦やスタッツ分析をして、気になった試合の選手をずらりと評価しています。ザバイやペネッタ、バシンスキーなど勝利した選手の試合内容と次への期待度をコメントしています。テニス デイリーレポート7/7参考にしてください。今夜のベットに役立つと思います。
20090707_tennis_daily.jpg

MLBデイリーレポートも後ほど出します。今日の各試合の中から、次のベットに役立つ試合を評価します。


posted by OT at 15:24 | テニス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月07日

ユネル・エスコバルの守備

MLBデイリーレポート 7/6出しました。米時間7/6に行われた試合の中から、主に気になる先発についてレビューしています。特に、一見すると数字は残したが、実際は打者にはとらえられており評価出来ない投手などを中心にコメントしています。参考にしてください。

現在、ベットしながらも、BET365やその他でテニスを部分見し、同時にスタッツの気になるところもメモしています。また試合後の記事等を確認したら、テニスデイリーレポート 7/7で試合評や選手の状態、次への期待など気になることをコメントしていきます。日本時間7/8夕方までには出す予定です。


ところで、今日カブス戦を部分見していたら、日本語解説者とアナウンサーがブレーブスのSSのエスコバルの守備を褒めるようなことを言っていました。ワンプレーでなく、いつも守備が良いようなニュアンスで。

本当に部分的にしか放送を聴かなかったので何かの聞き間違いでしょうか?

ここまでUZレーティング/150で-10以下なのはNLレギュラーではエスコバルだけです。

守備範囲が広いと言ってましたが、彼のレンジRAは-3.1です。

少なくとも今年の彼の数値は、ナショナルリーグのショットストップで最低レベルののフィールディング値であり、ちょっとメジャー好きなら皆知ってます。彼はどこを守ったっておそらく今のままなら、平均レベルかそれ以下の値しか残さないと思います。

ちなみに、リグリーフィールドに3塁打は多いのかと聞かれ、解説者「蔦などがあってボールが...出るでしょうね」、よくわかりませんが多いようなニュアンス。

ちなみに、リグリーの3塁打はかなり少ないです。毎年。

ノリでした。
posted by OT at 22:22 | MLBメジャーリーグ ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

テニスデイリーレポート 7/6

テニスデイリーレポート 7/6を出しました。これからMLBとともに毎日出していきます。

スポーツテクニカルズ テニスデイリーレポート
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世界各地時間で7/6に行われた試合をほぼすべてに関して、観戦かスタッツ分析を行い、気になった試合をレビューしています。選手の体調やモチベーションにも言及していますので、翌日以降の投資に備えるのに最適だと思います。

普段自分がメモして行っている作業を記事としてしっかり投稿していこうということです。まあ自分用のメモよりは、文章を整形する分時間はかかりますが、自分でも読み直すことにより、前試合の内容や選手の状態が確認出来るので、メリットはあります。

昨日の観戦はブックメーカーBET365のストリーミングでシルシテア戦やドゥルコ戦など女子の方を観戦していましたが、男子も他のストリーミングサイトで見れますので今夜は時間があれば男子もチェックしてみます(男子もスタッツや記事は分析してますのでレポートには載っています)。


まあフル観戦は出来なくとも、スタッツや記事、選手のコメント等をチェックし、役立つであろうレビューをデイリーでやっていきます。

よってスポーツテクニカルズでのST MATCH NOTESでは、試合前の予想分析とともに、MLBとテニスの二つのデイリレポートが毎日入るので参考にしてください。NBAシーズンにはNBAの試合も全試合チェックし、デイリーレポートレポート出してく予定です。


テニスデイリーレポート 7/6からの一部抜粋
イベタ・ベネツォワ

ベネツォワがフルセットでウルシュラ・ラドワンスカに逆転勝ちしたが、第3セットはラドワンスカの1stサーブの確率が落ち(55%)、4本のダブルフォルト(エース0)もあったことに助けられた。精度の高いプレーを続けていればベネツォワが自滅してくれた試合かもしれない。ベネツォワも1stサーブは59%しか入らず、ダブルフォルトも6。相手に与えたブレークチャンスはラドワンスカより多いなど安定感のあるサービスゲームとは言えない。ベネツォワはエラーも多いので、うまいプレーヤーにならかわされてしまう。2ndサーブでも39%しかポイントをとれず、それほど説得力のある勝利だったとは言えない。
posted by OT at 10:26 | テニス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月06日

MLBデイリーレポート 7/5

MLBデイリーレポート 7/5出しました。

約6時間かけて、米時間7/5のMLBの各試合をレビューし、主に先発やブルペンに関して次の予想に役立つであろう情報を出しています。好投したリッキー・ノラスコですが、実際はどうだったのか?チェンバレンは次に期待出来るのか?スコア表を見てもわからない、強い当たりの打率やボールのムーブメント、制球力の分析などから、次のベットに役立つ分析だけしていますので参考にしてください。


MLBデイリーレポート 7/5からの一部抜粋

ブロンソン・アロヨ

今日のカージナルス戦で先発したレッズのアロヨ。5回11安打8失点。単に失点が多かったというだけでなく、ストレート、変化球ともに強い当たりの打球が多く(対ストライク比で0.172、対打数で0.360)、内容に沿う結果だったと言える。カウントを先行させるためのフォーシームやツーシームがストライクゾーンにはいったのだが(ストレート系のストライクゾーン率74%)、そのまま痛打されることも多かった(今日の11安打のうち7安打はストレート)。本人は単なるスランプと否定しているが、本格的に打ちごろの投手になっていると見た方が良いのではないか。そもそもシーズンK/BBが1.33と急降下していることはそれだけで見れば危険な兆候。試合後の段階で防御率5.85だが、FIPは6を超えており、内容的にも決して評価出来ない登板が続いている。既に100イニング近くなげているが、WHIPは1.57でありナショナルリーグの先発としては何とも頼りない。シーズンを通してストレート系は高い打率(0.322)を許しており、基本的には苦しいピッチングが今後も多くなると予想される。また、本来は球種の大さとともに、比較的安定した制球力など総合的な力で乗り切ってきた投手だが、今年はBB/9が3.6近辺と彼のここ数年の値と比べるとかなり高く、またストライクゾーン率もシーズントータルで48%台と大きく落ちているので、彼にとっても納得できるピッチングが出来ているとは言い難い。彼の本来のバリューピッチであるスライダーのキレと球速が落ちていることもあって、ナショナルリーグに移ってきたころの右打者相手の制圧力(2006年の右打者相手のOPSは0.546)も失せている。レッドソックス時代も年数とともに内容を落とし、レッズに移っても1年目こそは良かったがまた着実に落ちてきていることから考えると、この球種と制球で切り抜けるタイプのアロヨは、打者の目が慣れてしまえば、メジャーで一流のパフォーマンスを期待するのはかなり厳しい投手かもしれない。変化球も切れが落ちており、今日のカージナル戦でもボール球のチェイス率は約11%と激低。さらにボール球を打者が振った時のコンタクト率や、ストライクゾーンでのコンタクト率などは昨年に比べて一段と上がっており、制圧力を期待できにくい状況(ストライクゾーンの空振り率はシーズンを通しても8%未満であり厳しい数字)。また、アロヨは1ー30球目のOPSが0.900を超えており、今日もそうだったがいきなり失点をすることも多い。彼を高オッズで狙うなら立ち上がりだけ確認したあとのライブベットがベターか?
posted by OT at 16:19 | MLBメジャーリーグ ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月05日

マリナーズの守備力

今日もMLBデイリーレポート 7/4出しました。随時追記していきますので定期的にチェックしてください。

米時間7/4日の試合スタッツやハイライトなどの確認作業をして、それぞれの先発投手やブルペンを中心に気になることをコメントしています。

毎日、すべての記事をチェックし、先発の投球内容(結果ではなく)やブルペンなどの各数値をチェック出来る時間がない人はぜひチェックしてください。前にも書きましたが、試合後の分析は極めて重要です。

MLBデイリーレポート 7/4からの一部抜粋(転用禁止)
アトランタのブルペン

マイク・ゴンザレス、ピーター・モイランというブルペンの主力二人が今日も登板したので、3日連続登板している。ゴンザレスは昨日も20球近く投げており、今日はデーゲームで休息の余裕もないことを考えれば彼が見せた制球の不安定さは筋肉の疲労とも関係しているのかもしれない(二日連続で計39球投げている投手を翌日のデーゲームでも登板させれば多少の疲労を言い訳にしたとしても仕方がない)。二人ともこの5日で4度登板しており、特にゴンザレスは4度の登板で計70球以上を投げている。今日打たれたこと自体、負荷の高さと無関係とは言いきれない。明日もデーゲームであり、打たれたゴンザレスの登板はまずないはず(モイランも使いたくはない)。先発予定のローが崩れるなら苦しい展開か。



さて、そのMLBデイリーレポート 7/4でも触れたギャレット・オルソン関連の話です。

MLBベットで生活している人なら100%知っているはずで何を今更といわれてしまいそうですが、初心者の人は意外と知らないかもしれませんので、この機会に書いておきます。

マリナーズの外野の守備はメジャー最強です。

ダントツで最強。特にチャベス離脱前は極上でした。正直チーム力として考えると、MVPクラスの強打者が平均的な打者にとって代わるのと同じくらいにチーム力をアップさせられるほどマリナーズの外野の守備力は(平均的な外野に比べて)素晴らしいです。

打てなくても、また先発に故障者が出てもそれなりにやってこれたのは、ブルペン力とともに、あの強烈な外野守備によるところが多いのではないでしょうか?

マリナーズの外野のUZR/150はここまで13.6でメジャーダントツ1位ですが、シーズン当初にイチローがいなかったことや、アンディ・チャベスが怪我で離脱したこと、それらによりベテランのケン・グリフィーJRやバレンティエンといった守備値の劣る選手が守る時間が長くなっていることを考えれば、その本来の力はさらに高く評価出来ます。

実際、5月ー6月の、チャベス-グティエレス-イチローのトリオは今年のメジャーで比類なき外野陣というだけでなく、ここ10年のスパンで見ても最強に近いのではないでしょうか。今後語り継ぎたいぐらいの、現在の地球上で最高の外野トリオだった思います。

5ー6月に観戦していてもっとも楽しかったのはシアトル戦です。特にあのセーフコの美しい芝で、フライボールが打ち上がる瞬間が最高です。あの3人は数値以上に美しさもあります。ディフェンスであそこまで魅せられる3人セットはなかなかいません。

雑に言えば、ゴールドグラブ(なんて専門家の間ではアホらしいジョークでしかないが)のイチローが、イチローと同等かそれ以上に守備値の高い二人と組んでいたんです。安定してライトでは平均10以上の程度のUZR/150を残すイチローですが、チャベスとグティエレスは体調が問題なければそれぞれLFとCFで20超えも記録出来るポティンシャルの選手です。

あの3人が150試合ずつ出たら、その守備だけで下手をするとメジャー最強打者アルバート・プホルス一人分の打撃力と同等のチーム力増強が出来るのです。

シアトルのピッチャーのトータル、被ラインドライブ率は19.0%と比較的高いのに、BABIPが0.287とメジャーで4番目に低いのはあの鉄壁の外野陣の存在と間違いなく関係しています。


ところで、上で「この機会に」といいましたがその機会とは、最近マリナーズの試合がメジャーな放送(つまりNHK)で放送されることが多かったので、グティエレスの軽々としたフライキャッチを目にしている方も多いだろうということもあるのですが、より重要な二つ、あらたな外野手ランガハンが加わったこと、そして今日オルソンが好投したことにからんで「この機会」と言ったのです。

まず、ランガハン、彼の獲得は賛成です。自分はチャベスが怪我をする前はシアトルのプレーオフは十分あると思っていました(現在マリナーズの地区優勝オッズは9.0倍@LADBROKES)。あのディフェンスとブルペンがある上に、ベダードらの先発がトレード放出なしに復帰しローテがかたまれば、エンゼルスやテキサスを抜くことも十分可能と考えてました。なのでチャベスがいなくなったことは少しショックでした。

しかしランガハンが入りました。この後、彼が打撃の数字を落としてこようとも彼をレフトに据えてほしいです。彼はレフトとして十分な守備値を持っていますので、グティエレスとイチローと組めば最強外野トリオとしてチームを強力にささえることが出来るからです。シアトルの強みは守備とブルペンですのでそこを犠牲にするようなラインアップは出来る限り避けて欲しいというのが自分の意見です。


つぎに今日好投したギャレット・オルソン。これも上の話に関係しますが。

オリオールズから来たオルソンですが、彼はシアトルにいれば今後もまずまずの数値を残す可能性があります。

その理由は彼がフライボールピッチャーだと言うことです。今日のレッドソックス戦でもフライアウトが多かったですよね。彼はマリナーズの強力な外野守備をフルに利用出来るピッチングスタイルなのです。しかもホームのセーフコフィールドは広くHRの出にくい球場でさらに守備力が生かされます。

今年はシアトルの準エース格の一人、ジャロッド・ウォッシュバーンがまずまずの数字を残しているのも、比較的フライボール率の多い彼が、今年のマリナーズの強力外野守備の恩恵を受けていることとかなり関係していると思います。

フライボールピッチャーは、外野を信じてゾーンをせめるのが仕事です。あとはディフェンスがやってくれます。

以上、シアトル・マリナーズの外野守備関連の話でした。
posted by OT at 19:21 | MLBメジャーリーグ ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする